walking cast という表現はアメリカのテレビドラマを見ていて何度か耳にしたのですが、どの辞書にも載せられていません。日本にもありますが、日本語では、特別の呼び名は無いようです。「そのまま歩けるようにかかとが付けられた足用のギブス」のことです。例をあげておきます。 (1) You came home. Did you come home on crutches or a walking cast? -- NCIS, S1E18 (2) A: She's injured. B: Oh. Looks like a walking cast to me. -- Covert Affairs, S1E4 (3) Dunn, also in 4, is probably gonna need a walking cast. -- ER, S8E15 分かりやすいように画像も示しておきます。
Alec: So if we just call...Them...Back... You going to get that? Pieter: This is Pieter. Hello? Alec: Marco. Polo. -- Leverage, S3E9
相手が出た時に、何も話さず、自分の仲間に向かって Marco. と言い、パソコンで突き止められた発信源の地図を見せて Polo.と言っている。では、なぜマルコ・ポーロと言っているのだろうか?それも、Marco Polo と続けて言わず、Marco. と言い、少しポーズを取り、次に Polo. と言っている。 この謎を解くカギは「マルコ・ポーロ」という子どものゲームなのです。「マルコ・ポーロ」というゲームは、プールの中でやる一種の鬼ごっこです。子どもが数人でする鬼ごっこで、まず鬼を決めます。鬼はゲームの間ずっと目をつぶっていなければなりません。10数えた後Marcoと叫びます。残りの子どもは Poloと答えながら逃げるのです。つかまった子どもが次の鬼になるのです。 このゲームが下敷きになって上の例のように、Marco. と言って、Polo. と言っているのです。つまり、この Polo. は「見つけたぞ!」という意味なのです。 このゲームのし方を説明しているビデオを紹介しておきます。 How to Play Marco Polo http://www.howcast.com/videos/151056-How-to-Play-Marco-Polo