2013年5月21日火曜日

walking cast (2)

walking cast について日本語の訳語がないと書いたのですが、医療関係者の中では「キャストブーツ、ギブスシューズ、フィットサンダル」と呼ばれているという情報をいただきました。英語の方でも以下のようなブーツタイプのものも walking cast と呼んでいるようです。ただし、このタイプのものは、専門的にはmedical walking boot と呼んでいるようです。

日本名の「キャストブーツ」「ギブスシューズ」は厳密に考えるとおかしいですね。というのも、「ブーツ」「シューズ」複数形になっているので、両足に履くものをさしてしまいますので。英語名の medical walking boot の方はきちんと単数になっています。

色々な種類は以下のサイトで見る事ができます。
http://www.ebay.com/bhp/medical-walking-boot



2013年5月19日日曜日

walking cast とは


walking cast という表現はアメリカのテレビドラマを見ていて何度か耳にしたのですが、どの辞書にも載せられていません。日本にもありますが、日本語では、特別の呼び名は無いようです。「そのまま歩けるようにかかとが付けられた足用のギブス」のことです。例をあげておきます。

(1) 
You came home. Did you come home on crutches or a walking cast?
-- NCIS, S1E18
(2)
A: She's injured.
B: Oh. Looks like a walking cast to me. 
-- Covert Affairs, S1E4
(3)
Dunn, also in 4, is probably gonna need a walking cast.
-- ER, S8E15

分かりやすいように画像も示しておきます。



2013年5月12日日曜日

Marco Polo とは?

テレビドラマの Leverage を見ていて次のような場面に遭遇した。


電話回線の修理工が、言う事を聞かなかったら子どもが危ないぞと携帯電話を渡され、電話がかかって来たらその指示に従えと脅されている。それを聞いたハッカーであるアレックはその携帯を盗聴できるようにし、その携帯に残っている悪党の番号に電話をかけた場面です。


Alec: So if we just call...Them...Back... You going to get that?
Pieter: This is Pieter. Hello?
Alec: Marco. Polo.
-- Leverage, S3E9


相手が出た時に、何も話さず、自分の仲間に向かって Marco. と言い、パソコンで突き止められた発信源の地図を見せて Polo.と言っている。では、なぜマルコ・ポーロと言っているのだろうか?それも、Marco Polo と続けて言わず、Marco. と言い、少しポーズを取り、次に Polo. と言っている

この謎を解くカギはマルコ・ポーロ」という子どものゲームなのです。「マルコ・ポーロ」というゲームは、プールの中でやる一種の鬼ごっこです。子どもが数人でする鬼ごっこで、まず鬼を決めます。鬼はゲームの間ずっと目をつぶっていなければなりません。10数えた後Marcoと叫びます。残りの子どもは Poloと答えながら逃げるのです。つかまった子どもが次の鬼になるのです。

このゲームが下敷きになって上の例のように、Marco. と言って、Polo. と言っているのです。つまり、この Polo. は「見つけたぞ!」という意味なのです。

このゲームのし方を説明しているビデオを紹介しておきます。
How to Play Marco Polo
http://www.howcast.com/videos/151056-How-to-Play-Marco-Polo